部活動の活躍

カテゴリ:サッカー部

初蹴り2023

2023年1月2日に3年ぶりとなる初蹴りが行われました。サッカーを楽しむことはもちろんですが,静岡高校ではOBの大学生が高校生に対して,大学での様子を伝える機会を設けています。コロナ禍でオープンキャンパスもままならない高校生にとっては良い機会になったと思います。
また,その大学生に対しては、OBの社会人が就職相談会も行っています。経験ある先輩方が大学生に対して親身に相談に乗ってくれます。

女神湖合同合宿

8月17~20日で長野県の女神湖で合宿を行ってきました。

女神湖は標高1500mの立科町にあり、湖の周りには人工芝2面と天然芝1面のピッチがあります。この時期でも朝は17℃、日中でも26℃程度で湿度は低く、トレーニングにはもってこいの環境です。

この素晴らしい環境で4日間、浜松南高校、磐田西高校の生徒と混合でチームを作り、経験ある多くの指導者からサッカーを教わりました。この合同合宿の目的は、居心地の良い日常からほんの少しだけ外に出て、自分の日常を見つめ直すことにあります。合宿を通じて、トレーニングの質や声の大切さ、食事の量など、今までの自分の”できる”のラインを引き上げていこうとする姿が見られました。

関東遠征

8月2~4日で関東遠征に行ってきました。

この遠征は、選手権に向けた強化はもちろんのこと、コロナ禍でオープンキャンパスになかなか行けない生徒に、大学での学びや大学の体育会サッカー部の活動を知ってもらうことを目的としました。さらに文武両道を実践している他校から刺激を受けることも考えてマッチメイクしました。

初日は静岡県立韮山高校、二日目は都立戸山高校と東京大学、三日目は神奈川県立小田原高校との4試合は2勝2敗と勝ちの中からも負けの中からも学ぶことの多い三日間でした。宿泊先の国立オリンピックセンターでのミーティングには、136期中山(附属島田出身)、138期三浦(附属島田出身)、佐藤(フォンテ静岡出身)が来てくれ、大学での学びや部活について、また高校時代を振り返りアドバイスをくれました。

夏の遠征は3年ぶりです。1年生には人生初めての遠征という生徒もおり、食べることや地下鉄移動などで精一杯で、学ぶ余裕が無かった者もいたようです。第7波により実施が危ぶまれましたが、宿泊を個室にするなどできる限りの対策を講じ、無事実施することができました。生徒の感想文には、それぞれの観点で感じたことが多く綴られていました。


高校総体の結果

中部大会(中部9位)

1次L 2-0相良 0-2静岡市立 2次T 0-0ex0-0PK4-2清流館 0-8静清 敗者戦 2-2ex1-0榛原 1-0静岡商

県大会(ベスト32)

1回戦 1-0浜松西 2回戦 0-8藤枝東

総体が始まる1週間前には4年前にベスト16まで進んだ135期望月、豊田、岩原(いずれも城内FC出身)を擁する浜松医科大学に胸を貸してもらい、チームの戦い方を確認しました。中部大会決勝トーナメント1回戦では、昨年の最終戦とまさかの同じ会場同じ相手、雨天からPK戦にもつれる所まですべて同じでしたが、昨年共に戦った先輩が応援に駆けつけてくれ、なんとか勝つことができました。県大会初戦の浜松西とは練習試合2分けと互いの手の内を知り尽くした難しい試合でしたが、堅守速攻で逃げ切りました。ベスト16をかけた藤枝東との戦いは前半32分までは予定通りでしたが、その後は圧倒的なフィジカルの差に耐え切れず失点を重ねてしまいました。

最後のミーティングでは12人の3年生一人一人が高校サッカーの振り返りを後輩に伝えてくれました。それぞれがしっかりと考え、もがき、真摯に取り組んできたことが良く分かり、後輩たちも必死でノートに書き記していました。139期生はコロナ禍で入学し、様々な制限の中で実質1年半ぐらいしか活動することができませんでした。そんな中でも、妥協なくチームのレベルアップに誠実に向き合うキャプテン池田(エスパルス静岡出身)と副キャプテン内野(高松中出身)を同級生は支え、下級生は二人にしっかりとついていったと思います。藤枝東戦には1,2年生が5人出場しました。彼らを中心に基準を高く設定し、1年後を目指していきます。今後とも応援をよろしくお願いいたします。

 

サッカー部 高校総体の結果

高校総体中部地区大会

予選リーグ 4-1島田樟誠 1-2城南静岡 6-2静岡市立

決勝トーナメント 2-2(PK5-6)清流館

1次リーグを苦しみながらも2勝1敗の1位で抜け,迎えた決勝トーナメント。清流館高校を相手にミスから失点し,流れを作れないまま折り返す。後半,落ち着いてボールを動かせるようになると左サイドを崩して同点ゴール。その後再び勝ち越されるも,後半ロスタイムに得たフリーキックで,練習してきた通りの形からのゴールで再び同点に。延長後半に突然の雷雨により50分の中断を挟み,0−0で終えPK戦へ。互いにGKのファインセーブで4−4,サドンデスへ突入し7人目で力尽きました。イレギュラーな状況が起きましたが,両チームともここまでに積み上げてきた実力を発揮し,正々堂々と戦ったと思います。また,大雨の中運営して頂いた藤枝西高校,レフリーの方々本当にありがとうございました。
今年は3年生8人,2年生12人のワンチームで非常に一体感のあるチームになりました。3年生一人一人がそれぞれの担当する部署の長として,後輩の良き手本となり,引っ張っていくことが出来ました。この一年,先輩との総体は代替大会となり,リーグ戦は縮小開催,夏も冬も合宿を組めず,せっかく決めた県新人戦も無観客となるなど,3年生には満足のいく活動をさせてあげられませんでした。しかしその中でも出来ることを,雨の日も風の日も粛々と進めてくれました。大人でも愚痴を言いたくなる現状に対して,前向きに取り組んでくれました。人数が少ないので,A戦で疲れ切っていてもB戦に出場し後輩を引き上げてくれました。それがチームの一体感を高めることに繋がったのかも知れません。後半ロスタイムの同点ゴールの時には,ピッチで3年生と共に戦っている2年生も,ベンチで応援している2年生も涙を流していました。先輩後輩関係なく,このチームに愛情を持ち,その価値を高める努力をしてきた成果だと思います。これから新チームの活動が始まります。今年よりも更に素晴らしいチームになるように精進してくれることと思います。今後とも応援よろしくお願いいたします。